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- 科名・属名 : ラン科 ヒナラン属
- 特徴 :
草丈10〜15cmの多年草。
茎は細い匐枝の先端につく楕円形の塊根から出る。
葉は根元に2〜4個つき、長楕円形でやや幅広く、長さ4〜8cm、幅1.5〜2.5cm。
花は淡紅色で、茎の先に数花つき、淡紅紫色で唇弁は長さ8〜10mm、3深裂しさらに中央裂片が2つに裂ける。萼は長楕円形で長さ4〜6mm、側花弁は萼片よりやや短い。距は長さ4〜5mmで子房よりやや短い。
花の白いものがあり、
●シロバナオキナワチドリ(下左の写真)という。
- 分布・生育地 :
九州(南部)〜沖縄 (国外:日本固有) 海岸の湿った岩上の隙間や草地
- 花期 : 2〜4月
- 撮影月日・場所 :
2015年4月9日 鹿児島県鹿児島郡 中上・群落 2006年2月26日 鹿児島県奄美大島 上、中上は拡大写真あり、写真をクリック 中下・花 2015年4月9日 鹿児島県鹿児島郡 下左・白花 2006年2月26日 鹿児島県奄美大島 下右・葉 2015年4月9日 鹿児島県鹿児島郡
- 撮影記 :
よく海岸の岩の間に咲いている写真を見かける。このような場所は日当たりもよく花期も早い。
中上の群落写真は、海岸近くの芝生の上に咲いていたものであるが、雰囲気的には岩場上に咲く花のほうがこの花らしくて好きだ。
ただ、花つきのいい株は芝地や草地に生えるもので、このような場所に生えるものの方が多い。
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