サキシマスケロクラン(先島すけろく蘭)

Lecanorchis flavicans


サキシマスケロクラン

  • 科名・属名 : ラン科 ムヨウラン属

  • 特徴 :
     草丈20〜30cmの腐生ラン。
     茎は単一または基部で分枝する。
     花は茎頂に数個つけ、萼片と花弁は淡黄褐色、唇弁は長さ約14mm、白色で3裂、縁は細裂し、中央裂片はほぼ円形。側裂片は三角形。

  • 分布・生育地 :
     沖縄県(八重山諸島) (国外:日本固有)
     常緑広葉樹林下

  • 花期 :  4〜6月?

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2005年6月10日  沖縄県石垣島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花    同  上
     下・蕾 2005年4月21日    同  上

  • 撮影記 :
     12月と翌年4月に全く同じ株を見かけたが、いずれも蕾の状態で、花弁の先端は閉じていた。開花はしないランかと思った。
     ところが、6月、別の花を探しに出かけその場所を見ると同じ株が花をつけていて、先端がやや開き白い毛が一杯見えた。
     裂開した果実もついていたので、同じ株が次々に半年以上咲いたことになる・・・。
     ただ、この花はラン図鑑に載せられていることがほとんどないので、特徴について詳しいことはよく分からない。
     南方のムヨウラン類はいつ花を咲かせるのかよくわからない。花期について調べてはいくものの、ちょうどいい状態の花に巡り会えるかどうかは運次第である。
     それが面白くて南の島のランにハマルことになるのだが。

  • 同じ科の仲間の花
花

蕾