タイワンショウキラン(台湾鐘馗蘭)

Acanthephippium sylhetense


タイワンショウキラン

  • 科名・属名

  •  ラン科 エンレイショウキラン属

  • 特徴

  •  草丈40cm程度の多年草。
     偽球茎は太くてずんぐりして直立し、長さ10cm程度、数個が接して並ぶ。
     葉は2〜3個つき、楕円形で長さ20〜30cm。9本の太い脈がある。
     花は側生した高さ15cm程度の花茎の先に、総状花序に3〜5花つく。花は筒形で長さ約4cm。黄白色で花被片先端の内側に濃赤色の斑紋がある。唇弁は白色で、先端は黄色。

  • 分布・生育地

  •  九州(屋久島)、沖縄  常緑広葉樹林下

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年4月28日 沖縄県
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中、下左・右  同 上

  • 撮影記

  •  「今年こそ咲いてくれるだろうか」、近づくにつれて動悸が高くなった。そっと林下を覗き込むと花が見える。「やった」思わず声が出た。数年前から株の所在は確認していたものの、日当たりのせいか、栄養状態のせいか花を付けていなかったのだ。
     ハブに注意しながら花に近づく。3個花を付けている。1個はやや遅めだが、1個は新鮮だ。パイプのような形の花、白地に赤橙色の斑紋が広がっている。黄色の唇弁が印象的だ。
     まとわりつくやぶ蚊を追いながらじっくり腰を下ろして撮影する。ラン科の自生も200種を越えてくると、なかなか新しい出会いは難しくなる。狙いを絞って出かけてくるのだが、ラン類全体が激減しているうえに生育数そのものが少ない種類に出会える確率は低い。そんな花に出会えた時は、それだけで満ち足りた気持ちになれる。

    花アップ

    同じ科の仲間の花
花1

花2