タカサゴサギソウ(高砂鷺草)

Peristylus tetaculatus


タカサゴサギソウ

  • 科名・属名 : ラン科 ムカゴトンボ属
     注.APG分類では学名の種名は(formosanus)

  • 特徴 :
     草丈20〜30cmの多年草。
     葉は根元にロゼット状に4〜6個つき、狭長楕円形〜広披針形で長さ7〜20cm、幅1.5〜4cm。茎葉は広線形で茎に圧着する。
     花は茎頂に穂状となって多数つき、淡黄緑色で径約3mm。唇弁は十字形3裂し、中裂片は長い舌状で長さ約2mm、側裂片は糸状で長さ5〜6mm、真っ直ぐ横に開く特徴がある。

  • 分布・生育地 :
     九州(屋久島)〜沖縄 (国外:アジア東部(台湾〜インド))
     日当たりのよい草地

  • 花期 :  11〜3月

  • 撮影月日・場所 :
     2004年1月26日  沖縄県西表島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花    同  上
     下・果実 2015年3月26日  沖縄県国頭郡

  • 撮影記 :
     この属の花は、唇弁の側裂片が髭のように伸び、その形が種ごとに違うところが面白い。この花の髭の伸び方はさしずめカイザー髭とでも言おうか、真っ直ぐ横に伸びている。
     真冬の沖縄・八重山諸島は、行くまでは青空の暖かい亜熱帯をイメージしていた。ところが、本州に冬将軍が訪れると、張り出した高気圧の縁を回って湿った北東風が吹きつけ、曇天や小雨の日が多い。
     この花を撮影した日も、風が強くどんよりと曇っていた。しかし、草原に生えるので、かえって曇天の日の方がバックがごちゃごちゃ写らずきれいに撮れる。
     図鑑には花期は夏になっているものの、12月に行った時は咲き始め、1月はピークだった。秋〜春が花期と思う。
     同じ沖縄でも沖縄島での花期は秋で、冬に訪れるとすっかり果実になっている。

  • 同じ科の仲間の花
花

果実