トラキチラン(虎吉蘭)

Epipogium aphyllum


トラキチラン1

  • 科名・属名
  • : ラン科 トラキチラン属

  • 特徴

  •  草丈15〜25cmの腐生ラン。
     茎は葉緑素がなく、地下にサンゴ状の菌根茎がある。
     葉は鱗片状で疎らにつき、茎を囲む。
     花は茎頂に小数つき、距と唇弁が逆さになったイイダコそっくりの花をつける。
     花は長さ1.5cm程度、萼片と側花弁は淡黄褐色で、下向きに中開する。唇弁は淡紅色で縁がややちぢれ、隆起線がある。

  • 分布・生育地

  •  本州中部、北海道  針葉樹林下

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1986年8月19日 静岡県富士山
     中 2007年9月1日 長野県八ケ岳
     下、花  同 上
     下右 1986年8月19日 静岡県富士山

  • 撮影記

  •  腐生ランのうえ深山に生え、開花期も8〜9月ということから、昔は非常に珍しい植物だった。
     山梨県のある山の登山道周辺に生えると聞いて夏山シーズンも終了した9月に探しに出かけた。
     割合に簡単に見つかったが、パラパラと1〜2本づつ生えているだけだった。
     花はアップで見ると(下左右の写真)イイダコのようで面白い。
     この写真はその後静岡県で撮影した。十数本の群生が何箇所かあり、喜ぶというより気が抜けてしまった。
     和名は発見者の神山虎吉にちなんでつけられている。
     2007年、久し振りにこのランと再会した。3ヶ所目の自生地である。
     群生する花も見応えがあるが、緑のコケの上に数本生える姿も風情があった。

    花アップ2

    同じ科の仲間の花
トラキチラン2

花アップ1