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- 科名・属名 : ラン科 シュスラン属
- 特徴 :
草丈10〜20cmの多年草。着生。
茎は基部が少し這い、先は下垂し、花茎だけが立ち上げる。
葉は数個が互生、葉身は広披針形、長さ2〜3.5cm、幅0.5〜1cm。先は鋭頭で基部はくさび形。
花は立ち上がる花茎の先に、長さ4〜6cmの花序となり、一方に偏って多数つき、白色。花柄、苞、子房、萼片の外側には、疎らに縮毛がある。苞は披針形で膜質、長さ4〜7mm。萼片は狭卵形、側花弁は狭倒披針形。唇弁は広卵形で萼片より少し短く、先は狭くなり、基部は袋状、赤褐色を帯び、内面は平滑で毛が無い。蕊柱は短い。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:台湾) 樹幹、岩上に着生
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2013年7月21日 広島県廿日市市 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
以前山梨県で末期の花を撮影していたが、記録として写した程度のもので、何とかいい状態の花に出会いたいものだと思っていた。
山梨県の原生林では、春先あちこちの木の高いところに前年の枯れた花茎が白っぽく残り、割合に沢山あるものだと思ったが、旧盆の頃が花期でなかなか行けずにいた。
7月末、広島県の奥深い原生林にある花を探しに出かけたところ、斜上する太い枝に数株この花が着生し、花も咲き始めていた。
10m以上離れていたが、初めて遠距離に強いデジタルカメラを持っていたので、何とか撮影できた。
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