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- 科名・属名 : サトイモ科 テンナンショウ属
注.APG分類では、学名(Arisaema longilaminum)
- 特徴 :
草丈40〜100cmの多年草。
雌雄偽異株で雄株から雌株に完全に転換する。
偽茎は長く、鞘状や偽茎は淡緑色で時に紫色を帯び、ほとんど斑がない。
葉は2個で、小葉は鳥足状に7〜十数個つく。小葉は狭卵形〜長楕円形で、全縁または鋸歯がある。
仏炎苞の筒部は緑色で淡色、舷部は普通黒紫色〜紫褐色、稀に緑色で白条があり、先は狭三角形〜三角状協卵形で尾状に細まりやや垂れる。付属体は細棒状で上部が前に曲がり、紫褐色の斑がある。
別名 カルイザワテンナンショウ
- 分布・生育地 :
本州(中部地方、三重・奈良県) (国外:日本固有) 落葉樹林下や半湿地
- 花期 : 6月
- 撮影月日・場所 :
2004年6月19日 長野県北佐久郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花1 同 上 下左・花2 2016年6月3日 同 上 下右・葉 同 上
- 撮影記 :
別名カルイザワテンナンショウと呼ばれるように、6月ごろ軽井沢辺りの林下でよく見かける。
最近の分類では奈良県あたりに分布しているヤマトテンテンショウと同一とされ、先に発表されたヤマトが正式名称となっている。
6月頃の軽井沢周辺はいくつかテンナンショウ類が見られるが、花序が葉より高く飛び出、仏炎苞の先が長く伸びて少し垂れているのですぐに本種と見分けられる。
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