スルガテンナンショウ(駿河天南星)

Arisaema yamatense subsp. sugimotoi


スルガテンナンショウ

  • 科名・属名

  •  サトイモ科 テンナンショウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     ムロウテンナンショウの亜種で、付属体がより太く、その先端が球状にくびれて、頭部は球状に膨らみ、径5mm以上になるという違いがある。
     葉の小葉は、全縁のものと歯牙縁のもの、白斑があるものなどの変化がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部地方の太平洋側)
     山地の林下

  • 花期
  • : 4〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年4月24日 静岡県磐田郡
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  典型的なマムシグサタイプの花であるが、特徴に記したように付属体の先が大きく膨らむという特徴がある。
     下のアップの写真のように、付属体の先が膨らんで前に曲がっているので、花の中を覗き込むとすぐに分かる。
     この写真を撮影した静岡県は伊豆を除き、山地ではほぼ普通に見られ、写真のような斑入りのものもあった。
     「静岡県植物誌」によると、斑入りのものはフイリスルガテンナンショウというと書かれている。

    同じ科の仲間の花
花アップ