ヤクシマテンナンショウ(屋久島天南星)

Arisaema yakushimense


ヤクシマテンナンショウ

  • 科名・属名

  •  サトイモ科 テンナンショウ属

  • 特徴

  •  草丈50〜120cmの多年草。
     葉は2個つき、鳥足状につく15個程度の小葉からなり、披針形〜長楕円形まで変化が多い。
     仏炎苞は葉より高い位置につき、紫褐色で大きく白条が多い。
     広義のマムシグサに含まれるという考え方もある。

  • 分布・生育地

  •  九州(屋久島)  山野

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年4月25日 鹿児島県屋久島
     下・花  同 上

  • 撮影記

  •  5月末に見かけた時は、終わった株は数限りなくあるもののまともな株がほとんどなく、必死になって咲き残りの花を探した。
     4月末に屋久島を訪れると、林道際に数えきれない花があり、撮影意欲が失せる程だった。
     ただ、奇妙な花が数本も林立している様子、しかもマムシグサという名前を聞けば、不気味に感じるかもしれない。
     事実、倒されたような株を多数見かけた。シカやサルはこの花を食べないから、黒い頭をした哺乳類の仕業に違いない。
     見た目はともかく、せっかく咲いたのだから、そっとしておいてあげたらいいのに。

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花アップ