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- 科名・属名 : サトイモ科 ザゼンソウ属
注.APG分類では学名(Arisaema renifolius)
- 特徴 :
草丈30〜60cmの多年草。
葉は花後も伸び、円心形で長さ、幅とも約40cmになる。
花序は葉に先立って出て、仏炎苞は暗紫褐色〜淡褐色(まれに緑色)で長さ10〜20cm。先は尖る。
花は仏炎苞の中に楕円状の花序となって密につく。花は4枚の花披片からなり、葯は黄色。
仏炎苞が緑色になるものを、
●アオザゼンソウ(仮称)(一番下の写真)という。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州 (国外:朝鮮、アムール、ウスリー、樺太) 水湿地
- 花期 : 2〜6月
- 撮影月日・場所 :
1985年2月24日 栃木県大田原市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花 2007年5月12日 北海道礼文島 中下・緑花 1990年4月22日 北海道江別市 下・淡色花 2015年3月6日 群馬県前橋市
- 撮影記 :
尾瀬などでは6月にも見られるが、低地の湿地ではまだ冬の2月頃から咲き始める。
和名は、お坊さんが座禅を組んでいる姿に似ているということで付けられているが、そう見える???。
ダルマソウの別名もあり、何となく仏教に縁がある。そういえば、花のように見える苞も仏炎苞と仏がついている。
暗紫褐色が普通であるが花色の変化があり、中には仏炎苞の緑色のものもあり、ミドリザゼンソウとかアオザゼンソウと呼ばれている。
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