シマクマタケラン(島熊竹蘭)

Alpinia boninsimensis


シマクマタケラン1

  • 科名・属名
  • : ショウガ科 ハナミョウガ属

  • 特徴

  •  草丈0.6〜1.5mの常緑の多年草。
     全体に毛がない。
     葉は披針形で、長さ30〜40cm、幅6〜7cm。表面は鮮緑色で光沢があり、裏面は淡緑色で、葉脈が明瞭にあらわれる。
     花は茎頂に円錐花序となり、花弁は白色で赤色の筋が入る。
     果実は球形で、黄褐色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  小笠原諸島(固有)
     山地の湿った明るい林下

  • 花期
  • : 7月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年6月28日 東京都小笠原諸島
     中、下・花   同 上

  • 撮影記

  •  木漏れ日の差し込む林下に、白い花が見えた。よかった咲いていた。
     今年は雨が極端に少ないせいか、湿っているはずの林下もカラカラ。花期は7月と聞いていたが少し遅れているようだ。
     途中見かけた株はまだ蕾、やはり早いのかと不安になっていたのだ。
     雲一つない晴天で、いつもは暗い林下も少し明るいものの、かえって木漏れ日がどぎつく、しかも風でユラユラ揺れている。
     汗が吹き出るような暑い林下、そよ風は気持ちいいが、撮影には困りものだ。イライラしながら風の止むのをじっと待つ。
     やっと何カットか撮影したが、ブレている写真がほとんどだった。

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シマクマタケラン2

花