チクリンカ(竹林花?)Alpinia nigra |
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草丈1.5〜2mの常緑多年草。逸出帰化 茎は直立する。 葉は互生し狭長楕円形で、長さ30〜50cm。表面は鮮緑色で光沢があり、先は鈍頭〜やや鋭頭で、基部は鞘状になって茎を抱く。 花は茎頂に円錐花序となり、淡紅色の花をつける。 逸出帰化(中国南部〜スリランカ原産) 沢沿いのやや湿った場所 2011年7月2日 東京都小笠原諸島 中・花序 同 上 下・花 2011年6月26日 同 上 沢沿いにあると聞いていたが、護岸が整備されているうえきれいに草刈されていて、とてもこの花がありそうには思えなかった。 何度か川沿いを行ったりきたりしたが、焼き付くような日差しで汗が流れ落ち、熱中症になりそう。見つからないとよけいに疲れる。 思い立ってふと視点を変えると、荒地の一角に背の高いショウガ科の植物が目に入った。 ひょっとしてと近づくと、ピンクの花が咲いている。間違いないこの花だった。 小笠原固有種とされていたが、最近中国〜スリランカにある花と同種とされ、学名もAlpinia bilamellata⇒nigraに変わった。 距離的には原産地に近い沖縄では見つかっておらず、いつの時代にどのような経過を経て持ち込まれたのだろうか。 同じ科の仲間の花 |
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