オオカナダモ(大かなだ藻)

Egeria densa


オオカナダモ1

  • 科名・属名

  •  トチカガミ科 オオカナダモ属

  • 特徴

  •  長さ1m以上になる沈水性で常緑の多年草。帰化。
     茎は水中を伸びて分枝し、径2〜3mm。
     葉は各節に3〜5個(普通4個)ずつ輪生し、広線形で長さ1.5〜4cm、幅2〜4.5mm。縁に細鋸歯があり、先は尖る。
     雌雄異株で、萼筒が細長く伸びて水面上で花を開き、花弁は白色で3個、長さ5〜10mm、幅3〜8mm、内側にはヒダがある。雄しべは9個で、葯は黄色。日本には雄花のみが知られていて、花は1日でしぼむ。

  • 分布・生育地

  •  帰化(アルゼンチン原産)
     湖沼、河川、水路

  • 花期
  • : 5〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年9月3日  熊本県阿蘇
     中 2009年10月18日  静岡県静岡市
     下・花 1994年9月3日  熊本県阿蘇

  • 撮影記

  •  アルゼンチン原産の水生植物で、全世界に広く帰化している。
     原産地では雌雄異株のようであるが、日本では雄株だけしか帰化しておらず、栄養生殖で増えている。
     帰化種によく見られる傾向で大繁茂することが多く、琵琶湖ではこの植物が異常繁茂して問題になったこともあるようだ。
     花だけ見れば可愛いところもあるが、水中に繁茂する葉を見るとげんなりさせられる。

    同じ科の仲間の花
オオカナダモ2

花