スブタ(簀蓋)Blyxa echinosperma |
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草丈10〜30cmの1年草。 茎は極めて短く、葉を根生する。 葉は線形で水位によって大きさは異なるが、長さ10〜30cm、幅5〜8mm。先は次第に細くなり、縁に細かい鋸歯がある。 花は水上に伸びた花茎の先に両性花をつけ、花弁は3個、糸状で細く、白色で長さ約13mm。苞鞘の柄は花柄のように見え、長さ3〜4cm、花後は18cmにもなることもある。萼裂片は3個で緑色。雄しべと花柱は3個。 種子は紡錘形で長さ1.5mm、両端に長さ14mmにもなる尾状の突起があり、表面には細かいぼ状の小突起がやや密にある。 本州〜沖縄 水田、溜池、溝 2013年10月21日 高知県幡多郡 中、下・花 同 上 以前は水田ではそれなりに見られた植物のようであるが、農薬の使用や乾田化等の影響ですっかり見られなくなっている。 今では農薬を使わない山間部の水田や湿田などでしか見られず、この写真も高知県の山裾の谷地田で撮影したものである。 この花と似た仲間が何種類かあるが、茎が極めて短いこと、種子の両端に長い尾状突起があることが違いとされている。 同じ科の仲間の花 |
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