ムラサキツユクサ(紫露草)

Tradescantia ohiensis


ムラサキツユクサ

  • 科名・属名

  •  ツユクサ科 ムラサキツユクサ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの1年草。帰化。
     葉は広線形で、長さ10〜40cm、幅1〜4cm。先は尖り、粉白を帯びる。
     花は花茎の先に数個〜十数個つき、花弁は3個、紫〜青紫色、時に白色、長さ1〜2cm、1日花。雄しべは6個、基部に細かい毛が密生する。萼に毛がなく、粉白を帯びる。

  • 分布・生育地

  •  逸出帰化(北アメリカ原産)  道端、草地

  • 花期
  • : 5〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2014年5月27日  神奈川県川崎市
     中・花1、2    同  上
     下左・萼、下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  川崎市も北部の丘陵地の田んぼや雑木林を縫う小道は、散歩や植物観察に絶好だ。
     急ぐ用事もないのでゆっくり観察していくと、こんな所にこんなものがと驚かされることがしばしばある。
     そんな道を歩いていると、山際と田んぼの間の狭い草地にこの花が咲いていた。
     花色が2種類あり、オオムラサキツユクサもあるのかと思ったが。調べるとオオムラサキツユクサには萼全体に毛が生えるということで、写真を拡大してみると毛はなく本種だった。

    葉

    同じ科の仲間の花
花1

花2

萼