ナンバンツユクサ(南蛮露草)

Commelina paludosa


ナンバンツユクサ

  • 科名・属名
  • : ツユクサ科 ツユクサ属

  • 特徴

  •  草丈60〜90cmの多年草。
     茎は径3〜5mmと太く、疎らに分枝する。
     葉は斜披針形で、長さ10〜18cm、幅2.5〜5cm。先は長鋭尖頭で、葉柄の基部は長さ1.5〜3cmの葉鞘となる。
     花は茎頂の苞の内側につき、淡青色で径約1.5cm。苞は多肉質で漏斗状。
     別名 オオバツユクサ

  • 分布・生育地

  •  奄美大島〜沖縄  山地の湿った林縁

  • 花期
  • : 9〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年10月22日 沖縄県名護市
     中、左下・花   同上
     下左・葉   同 上

  • 撮影記

  •    前年、山道際でこの花の群落を見た。残念ながら花期ではなく、大きな葉だけがやけに目についた。
     今年は何としても花を見ようと、秋の一日沖縄へ出かけた。
     ツユクサの仲間の花の開いているのは午前中、午後には花は閉じてしまう。朝一番で現地に向かうと、何と道路工事のため群落は大きく削られ、前年の何分の一以下になっていた。
     それでもいくつか花が咲いていた。高い草丈、大きな葉に比べ、花は小さくて色も薄く、花だけ見ていると豪壮な草姿とは別物の繊細な植物のイメージだった。

    葉

    同じ科の仲間の花
花1

花2