|
- 科名・属名 : ツユクサ科 ムラサキツユクサ属
- 特徴 :
1mほどに伸びる多年草。逸出帰化。
茎はよく分枝して地を這い、節から根を出して広がる。
葉は卵状楕円形〜楕円形、長さ3〜5cm、幅約2cm。先は鋭頭〜鋭尖頭、縁は全縁でやや波打ち、縁に沿って白い毛がある。表面は無毛。
花は茎の先の葉腋に数個つき、径約1cm、内花被片は3個で白色、鋭形、外花被片は3個、緑色で外面に毛が散生する。雄しべは6個、花糸は長さ約8mm、長毛が密生する。花柱は線形、長さ約6mm。
果実は小さく、種子は黒色。
別名 トキワツユクサ
- 分布・生育地 :
逸出帰化(南米原産) (国外:世界の温帯域に広く帰化) 林縁、林下、道端などのやや湿った日陰
- 花期 : 4〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1994年5月1日 高知県室戸市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 同 上 下・葉 2016年7月10日 静岡県静岡市
- 撮影記 :
私の花好きを知っている同僚が「通勤途中の道端に白いツユクサが群生している」と教えてくれた。「シロバナツユクサの群生なら撮影に行こうかな」と思ったが、ふとあることを思い出し、花を1輪持ってくるように依頼した。
何日か後、もって来た花は、予想通り、外来種のこの花だった。
都会地でも木陰などで群生していることが多く、白い花はそれなりの美しさはあるとは思うものの、帰化種が普通の情景というのは・・・。
本種は茎が赤紫色で、緑色はオオトキワツユクサとの解説もあるが、花弁の形や花糸の毛が短いことから本種と判断した。
同じ科の仲間の花
|