ヤブミョウガ(籔茗荷)

Pollia japonica


ヤブミョウガ

  • 科名・属名 : ツユクサ科 ヤブミョウガ属

  • 特徴 :
     草丈50〜100cmの多年草。
     葉は互生し、6〜7個が茎の中ほどに集まってつき、狭長楕円形で長さ15〜30cm、幅3〜6cm。先は尖り、基部は鞘状になって茎を抱く。表面はざらつき、裏面に細毛がある。
     花は茎の先に長さ20〜30cmの円錐状集散花序となって輪生状に数段つき、白色で径7〜10mm。両性花と雌花が混じってつき、花弁は倒卵形で萼片よりやや大きい。萼片は宿存し長さ約5mm。
     果実(液果)は球形で径約5mm、藍紫色に熟す。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方以西)〜九州 (国外:台湾、中国)
     山野の林下

  • 花期 :   8〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2005年7月18日  神奈川県厚木市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2005年9月10日  静岡県静岡市
     下左・果実 2016年9月12日  神奈川県川崎市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     やや暗い林下に、茗荷に似た葉に白い花を段になって咲かせる。
     花は両性花と雌花が混じってつき、両性花は花柱が雄しべより長いのが特徴である。
     アップの花はおしべの長い雌花のようだ。
     秋には藍紫色に熟した果実も見られるが、この花の咲く辺りは夏も秋も薮蚊が多く閉口する。

  • 葉

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花

果実