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- 科名・属名 : ウキクサ科 アオウキクサ属
注.APG分類では、サトイモ科(ARACEAE)、学名変わらず
- 特徴 :
沈水生の水草。
葉状体は花期を除き水中にあり、薄く、細くて長い柄で連なり、数個体が絡み合って群体となる。花期には花をつけた2〜数個が1つの群体となって水上に現れる。
葉身は卵状長楕円形で全体にほぼ左右相称、長さ7〜10mm、幅2〜4mm。先は鋭頭〜やや鋭頭、基部は時に矢じり形になり、上縁に微小な鋸歯がある。葉状体は半透明、1〜3脈がある。根は1本で時になく、根冠は鋭頭。
- 分布・生育地 :
北海道〜四国 (国外:南アメリカを除く全世界) 湖沼、湧水地、河川の湧水があり、水が清冽で水温の低い場所
- 花期 : 6〜9月(夏)
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2006年11月25日 長野県北佐久郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・葉状体 同 上
- 撮影記 :
葉状体が左右の新個体が直角に出るのが「品」の字に見えることから、品字藻(ヒンジモ)の和名がつけられている。
晩秋の長野県軽井沢、避暑客も去り静かな湧水地の水中に品の字の形をしたこの植物が浮かんでいた。
雲一つない好天だったため水面が青く光り、植物体も水中にあるため、残念ながら納得できる写真にはならなかった。
湧水があって水が清らか、低水温など、生育条件が厳しいことから生育地は大きく減少し絶滅危惧U類(VU)とされているようだ。
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