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- 科名・属名 : ユリ科 オオアマナ属
注.APG分類ではキジカクシ科(ASPARAGACEAE)、
- 特徴 :
草丈20〜35cmの多年草。逸出帰化。
地下に球形の鱗茎があり、そこから数本の葉を出す。
葉は線形で、長さ約30cm。
花は葉の間から長さ30cm程度の花茎を伸ばし、苞から出る長い花柄の先に1個つき、全体に穂状になる。花は径約4cm、花被片は6個、白色で外側は緑色。
果実は6稜があって長さ約2cm。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(ヨーロッパ〜アジア原産) (国外:世界の温帯域に帰化) 路傍、荒地
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年5月6日 山口県美祢市 中上・全体2 2020年4月21日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2014年5月6日 山口県美祢市 左下・花2 2020年4月21日 神奈川県川崎市 右上・葉 2014年5月6日 山口県美祢市 右下・花茎 2020年4月21日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
日本帰化植物写真図鑑」(全国農村教育協会刊)によれば、「通常は花卉として栽培されるが、鱗片が混じった土の移動などで逸出し、しばしば野生化している」と記されている。
このような花を自生に含めるかどうかは微妙な所だが、どう考えても栽培しているのではないような場所で見かけるものは、一応逸出帰化とし、自生の範囲に含めている。
山口県の林道際で見かけたこの花は、民家も全くない道端に生えていたもので、上記の条件に合致していた。
その後、川崎市の丘陵谷地でも逸出と思われる花を見かけた。
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