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- 科名・属名 : ユリ科 ジャノヒゲ属
注.APG分類ではクサスギカズラ科(ASPARAGACEAE)
- 特徴 :
草丈7〜15cmの多年草。
根茎は垂直で時に1〜2回分枝し、先端部の所々に紡錘状の膨らみがある。長さ5〜30cmの長い匐枝を出して増え、群生することが多い。
葉は根生し、線形で下部で直立、中〜上部で弓状に曲がり、長さ10〜40cm、幅2〜3mmと細い。先は鈍頭、下部葉縁に膜質の広い翼があり、上部に細鋸歯がある。
花茎は下部〜中部で直立、上部で曲がり、やや扁平で狭い翼がある。花は長さ1〜9cmの総状花序になり、1つの節に1〜4花つき、花被片は淡紫色〜白色、卵状長楕円形で長さ3.5〜4mm。
種子は球形、径6〜8mmでコバルト色。
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜九州 (国外:朝鮮、台湾、中国) 山野の林下
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年7月16日 東京都日野市 中・全体2 2016年7月20日 兵庫県神戸市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下・種子 2007年3月4日 埼玉県日高市
- 撮影記 :
HPを科別に整理していると、よく見かける花が、未撮影またはずっと以前の写真で使えないような場合がよくある。
この花もその一つで、私の住んでいる東京の郊外でも、神社などでよく見かけるにもかかわらず、未撮影になっていた。
通勤帰りに時々チェックし、いい株ではないもののやっと撮影した。
液果のように見える種子はコバルト色で美しい。
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