カノコユリ(鹿の子百合)

Lilium speciosum


カノコユリ

  • 科名・属名
  • : ユリ科 ユリ属

  • 特徴

  •  草丈100〜150cmの多年草。
     葉は卵状披針形で、長さ10〜18cm、幅2〜6cm、先は尖る。
     花は直径約10cmで、数個から20個くらいつく。
     花被片は白色で淡紅色を帯び、濃紅色の斑点があり、強く反り返る。

  • 分布・生育地

  •  九州、四国 海岸の岩上や山中の崖

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1988年7月24日 徳島県海部郡
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  この花は、九州の西海岸や甑島に咲く茎が太く、花が横向きまたはややうつむいて咲くカノコユリと呼ぶタイプと、 四国の山中の崖から垂れ下がり、茎が細く花がうつむくタキユリと呼ぶタイプがある。
     この写真はタキユリのタイプで、よく出かけた徳島県の渓谷に行く途中の林道際に咲いていた。
     行きに咲いているのを確認し、帰りにタクシーを止め、急いで撮影した。
     よく栽培もされる美しいユリである。

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