カンザシギボウシ(簪擬宝珠)Hosta capitata |
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草丈40〜60cmの多年草。 葉は広卵形で、長さ7〜15cm。表面は光沢がない。 花は茎頂にまとまってつき、鐘形で淡紫色、長さ4〜5cm。筒部の広い部分は肩が張り、透明線は全体にあり、内側の脈は濃紫色。苞は常にボート形で、下部の苞が上部の苞を抱えるように頭状になり、開花直前になると膜質になって開出する。 別名 イヤギボウシ 本州(中国地方)、四国、九州 石灰岩地の岩場 2009年6月27日 大分県由布市 中、下 同 上 そこは道路際の崖だった。見上げるには傘が必要なくらい上から水が滴り落ちる崖の中腹にギボウシの花がちょうど見頃だった。 この花について調べてきたところによると、開花時苞が膜状になるとのこと。 確認するには滑りそうな崖を登るしかない。全草を写し終えると、草につかまりながら崖を這い登って花のアップを撮影した。 落ちてくる雫に揺れる花、足元は段々滑り落ちていく。ゆっくり確認している余裕もなく、数カット写して早々に退散せざるを得なかった。 同じ科の仲間の花 |
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