|
- 科名・属名 : ユリ科 キバナノアマナ属
注.APG分類では、学名(G. nakaiana)
- 特徴 :
草丈15〜25cmの多年草。
鱗茎は卵形で、長さ10〜15mm。
根出葉は1個、線形でやや厚く、白緑色、長さ15〜35cm、幅5〜10mm。
花は花茎の先に散形状に4〜10個つき、花被片は6個、黄色で線状披針形、長さ12〜15mm。先は尖らず、裏はやや緑色を帯びる。雄しべは花被片より短い。2個の苞葉がつき、披針形で、下側の苞は長さ4〜8cm。花柄は長さ1〜5cm。
果実(刮ハ)はやや球形で3稜があり、長さ7mm程度。
- 分布・生育地 :
北海道、本州(中部地方以北、本州西部)、四国、九州) (国外:朝鮮、中国(東北部)、ロシア、ヒマラヤ) 日当たりのいい草地や林縁
- 花期 : (3/下〜)4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1991年4月24日 北海道札幌市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花1 同 上 左下・花2 1985年4月6日 新潟県弥彦山 右下・葉 1991年4月24日 北海道札幌市
- 撮影記 :
初めてこの花見たのは、オオミスミソウを撮影に出かけた新潟県のことであった。
道路脇の草むらにこの花を見つけ、珍しい出会いに大喜びして撮影した。
ところが、仕事で転勤した北海道では、市街地のちょっとした公園の林下でも黄色に見えるほどこの花が群生していた。
一面に積もっていたの雪が溶け出すと同時に、梅や桜やタンポポが一斉に花をつける、その喜びが雪国に暮らして初めてわかった。
同じ科の仲間の花
|