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- 科名・属名 : ユリ科 キキョウラン属
注.APG分類では、ススキノキ科(XANTHORRHOEACEAE)
- 特徴 :
草丈50〜100cmの多年草。
根茎は太く、古い葉鞘で覆われる。
葉は広線形で2列に互生し、長さ50〜60cm、幅1〜2cm、厚くて光沢がある。
花は花茎の先にまばらに円錐花序となり、花被片は6個、青色〜青紫色で、平開し大きく反り返る。花糸は上半部で膝折れし、先に肥厚部がある。葯は線状楕円形で黄色。花茎には小さな葉がつく。
果実は球形で液果状、径8〜10mm、青紫色に熟す。
- 分布・生育地 :
本州(伊豆七島、和歌山県、兵庫県)、四国〜沖縄、小笠原 (国外:台湾、中国(中南部)、マレーシア、インド 暖地の海岸近く
- 花期 :
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2005年5月15日 沖縄県国頭郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序 2004年4月10日 沖縄県西表島 下左・花 2016年7月6日 沖縄県石垣島 下右・果実 同 上
- 撮影記 :
暖かい地域の海岸近くに生え、花の色がキキョウに似ていることからこの和名が付けられている。
青紫色の花弁が反り返り、アップで見ると可愛い花であるものの、草丈の割りに花は小さく、厚くて光沢のある葉を目印に見つけるといい。
ほとんどの図鑑では本州は紀伊半島までの分布となっているが、伊豆七島でも見つけた。
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