キヨスミギボウシ(清澄擬宝珠)

Hosta kiyosumiensis


キヨスミギボウシ

  • 科名・属名 : ユリ科 ギボウシ属
     注.APG分類ではキジカクシ科(ASPARAGACEAE)

  • 特徴 :
     草丈30〜60cmの多年草。
     葉は根生しロゼット状に広がり、卵形で葉柄を入れて長さ15〜40cm。先は尖り、基部は心形で、葉柄と葉身の区別がはっきりし、葉縁は微鋸歯状。
     花は花茎の先の苞の腋から1個ずつついて総状花序となり、淡紫色で花筒は漏斗状、長さ4〜5cm。広筒部は急に広がり狭筒部より短い。苞はボート状、緑白色で長さ約1.5cm、開花時も開出せず、上部のものも下部のものも同じ大きさ。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東〜近畿地方)
     山地の林下や湿った岩場

  • 花期 :  6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     2012年6月18日  千葉県市原市
     中・花    同  上
     下左・葉、下右・苞    同  上

  • 撮影記 :
     関東から近畿地方にかけて分布し、苞がボート状で開花時でも開出しないという特徴を持つこの花、和名の由来である千葉県で撮影したいと、梅雨の晴れ間に房総半島に出かけた。
     この花が見られるという林道を歩いたが、花は全く見られず、一歩草むらに入ると山ビルが何匹も這い上がってきた。
     翌週、リベンジで別の場所に出かけた。ここも空振りで駅まで戻る途中、道端の林下でやっと花を見つけた。
     まだ咲き初めで1花しか開花していなかったが、ホッとして撮影していると、ここにはまだいないと言われていた山ビルが1匹長靴の上を這っていた。

  • 苞

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花

葉