コショウジョウバカマ(小猩々袴)

Helonias kawanoi


コショウジョウバカマ

  • 科名・属名
  • : ユリ科 ショウジョウバカマ属

  • 特徴

  •  草丈5〜10cmの多年草。
     葉はロゼット状で円形に広がり、倒披針形〜披針形で、長さ2〜5cm、幅3〜10mmと細い。
     花は花茎の先に数個つける。花被片は淡黄白色〜淡黄緑色で、長さ6mm程度。
     別名ヒメショウジョウバカマ、シマショウジョウバカマ)

  • 分布・生育地

  •  鹿児島県(島嶼)〜沖縄
     やや湿った林下や岩場

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年10月4日 沖縄県西表島
     アップ 2004年10月3日 同上

  • 撮影記

  •  西表島の原生林下を流れる小沢は、湿度が高く、川沿いの岩場は、びっしり苔むしている。
     そんな岩で足を滑らさないよう慎重に進むと、岩場にこの花のロゼット葉が見えた。
     近づいて、眼鏡を外してよく見ると、小さな白っぽい花をつけていた。
     ショウジョウバカマの仲間では最も小さな種類で、南西諸島に分布している。
     あまり花付きは良くないと本で読んだが、その年は当たり年だったのか、そこかしこで白い花を見た。

    同じ科の仲間の花
花アップ