ムスカリ(むすかり)

Muscari neglecutum



  • 科名・属名 : ユリ科 ムスカリ属
     注.APG分類では、クサスギカズラ科(ASPARAGACEAE)、属名以下変わらず

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。園芸種逸出。
     地下に球根がある。
     葉は根元から出て、線形で長さ10〜20cm、質はやや多肉質。花後花は枯れる。
     花は花茎の先に総状花序となり、青〜青紫色の花を多数つける。花冠は壷形、長さ約5mm、先はわずかに6裂する。
     果実(刮ハ)は胞背裂開する。

  • 分布・生育地 :
     園芸種(地中海沿岸〜南西アジア原産)(栽培品が時に逸出)
     荒地、道端

  • 花期 :   3〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2021年3月23日  東京都稲城市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     多摩川下流の堤防、上部は舗装されサイクリングや散歩をする人が多い。
     そんな堤防上を自転車で走っていると、道端の枯れ草の中にこの花が咲いているのに気がついた。
     庭に植えられているのはよく目にするが、こんな所で花が見られるとは。
     多摩川など都市部の河川敷や堤防には、逸出したのか捨てられたものが根付いたのか、色々な園芸種の花が見られる。
     HPでは自生種を基本としているので(帰化、逸出は含む)、このような100%園芸種の扱いは苦労する。
     植栽されたものではないようなので一応取り上げたが、気持ちは複雑だ。
     ムスカリには色々な品種があるが、この花は最も一般的なアルメニアカムという種のようだ。

  • 葉

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花序

花