オニユリ(鬼百合)Lilium lancifolium |
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草丈1〜2mの多年草。 鱗茎は卵球形、黄白色でやや苦味がある。茎には初め白い綿毛がある。 葉は披針形で互生し多数つき、長さ5〜15cm。葉の基部には黒紫色のむかご(球芽)がつく。 花は茎の上部に4〜20個、横向きまたは下向きに咲く。直径は10cm前後で花被片は橙赤色で濃色の斑点があり、強く反り返る。 北海道〜九州 田の畦などの人里近く 1986年8月23日 神奈川県箱根 下 2006年8月30日 長崎県対馬 鬼の名が付けられているが、恐ろしい花でなく、大きい株では2m近くなる様子を鬼のように大きいという意味で付けられたのだと思う。 よく田の畦などに咲いているのを見かけ、本来の自生でなく逸出ではないかとも言われている。 夏出かけた対馬ではあちこちにこの花が見られた。 特に海岸近くの岩場には大きな群落があり、花期的には少し遅めであったが、多数の花が咲き残っていた。 同じ科の仲間の花 |