タイワンホトトギス(台湾不如帰)Tricyrtis formosana |
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草丈30cm程度の常緑の多年草。 茎や葉は毛がない。 葉は数個つき、倒披針形で長さ10〜20cm、上面に光沢があり、斑点が入る。しばしば葉腋に無性芽をつける。 花は茎頂に総状花序になって数個つき、淡紫色で長さ約2cm、斑点が散生する。 沖縄(西表島、沖縄島) 湿った岩壁 2007年11月17日 沖縄県西表島 上は拡大写真あり(写真をクリック) 中 同 上 下 2007年10月28日 沖縄県沖縄島 本土では庭に植えられているのをよく見るが、本来の自生は西表島だけ(沖縄本島にも自生がある?)と言われている。 沖縄本島での自生(一番下の写真)を見る機会があり、よく花や葉、茎の様子を観察し、その後、西表島の花を訪ねた。 滑りやすい大岩や土砂崩れを迂回しながら歩を進めると、目の前の岩壁に群生しているこの花が目に入った。近寄ると全て蕾、しばらく咲きそうな感じはない。ただ、沖縄本島の株と比べると、水のかかる渓流近くにあるせいか葉が細くて長く、葉や茎に毛が少ないなどかなり違いがある。 後日、再度訪れ、やっと花に会うことができた。花弁の紫色の斑紋が少なく、2裂する雄しべの先も短いなど形態が少し違うようだ。これらから見ると沖縄本島の株は栽培種に近く、園芸品の逸出ではないかと思われる。 花や茎・葉の毛などの違いは別の写真を見てほしい。 同じ科の仲間の花 |
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