|
- 科名・属名 : ユリ科 ユリ属
- 特徴 :
草丈50〜100cmの多年草。
鱗茎は扁球形、径5〜6cm、黄白色で苦いが強い。
葉は披針形で長さ10〜18cm。無柄で光沢がある。
花は茎頂に数個つき、白色、ラッパ形で横向きに咲き、芳香がある。花被片は倒披針形で斑点がなく、長さ10〜16cm。雄しべは6個、葯は線形で丁字着、内向き。子房は上位。
果実(刮ハ)は長楕円形で長さ6〜9cm。
- 分布・生育地 :
九州(種子島、屋久島)〜沖縄 (国外:台湾) 海岸近くの崖
- 花期 : 3〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年4月24日 沖縄県与那国島 中上・全体2 2019年5月13日 沖縄県石垣島 中2・全体3 2017年5月20日 鹿児島県屋久島 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2004年4月11日 沖縄県石垣島 左下・花(内部) 2021年3月16日 沖縄県宮古島 右下・葉 2018年4月19日 鹿児島県鹿児島郡
- 撮影記 :
この花にはエメラルドグリーンの海と隆起珊瑚礁の岩場がよく似合う。
海を見下ろす崖の上に咲く純白の花は南国を感じさせてくれるが、なかなか思い通りの構図で咲いてはくれない。
沖縄ではごく普通に見られるユリで、花が大きく純白で香りもいいことから、切花用として広く栽培されている。
南西諸島ではよく見かけるが、有名な場所は観光地化している割にはパッとせず、与那国島でやっと群生に出会った。
同じ科の仲間の花
|