ワニグチソウ(鰐口草)

Polygonatum involucratum


ワニグチソウ

  • 科名・属名
  • : ユリ科 アマドコロ属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの多年草。
     茎は上部に稜があり、葉は倒卵状楕円形で長さ5〜10cm、裏面は粉白色。
     花は葉腋から下垂する花柄の先に普通2個の苞がつき、その内側に2個の筒形で淡緑色の花が抱かれるようにつく。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州 山地の林下

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年6月27日 長野県諏訪市

  • 撮影記

  •  葉の付け根から花柄が垂れ下がり、苞の陰に隠れるように2個の花を咲かせる慎ましやかな感じの花である。
     しかし、和名はワニグチソウ(鰐口草)と勇ましい。由来は2個の苞がある形が神社の軒下につるされている鰐口に似ていることから付けられている。
     そんなに多い花ではないが、高尾山などにもあり、意外と気づかずに通り過ぎているかもしれない。

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