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- 科名・属名 : ユリ科 ユリ属
注.APG分類では、学名(var.auratum)
- 特徴 :
草丈100〜150cmの多年草。
鱗茎は扁球形で黄白色、径6〜10cm。
茎は丸く、毛や突起はない。
葉は広披針形〜狭披針形、長さ10〜15cm。短い柄がある。
花は茎の上部に数個、多いものは20個つき、直径22〜24cmと大きく、横向きに咲き、強い芳香がある。花被片は白色で中脈に沿って黄色の筋と赤褐色の斑点がある。内片は外片より幅広い。花粉は赤褐色。
果実(刮ハ)は長楕円形、長さ5〜8cm。
- 分布・生育地 :
本州(近畿地方以北) (国外:日本固有) 山地、丘陵
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1996年8月3日 神奈川県横浜市 中上・全体2 2012年7月22日 千葉県いすみ市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2017年7月17日 栃木県今市市 中下・花2 2017年7月17日 神奈川県横浜市 左下・果実(刮ハ) 2022年9月9日 東京都八王子市 右下・葉 2017年7月17日 神奈川県横浜市
- 撮影記 :
本州近畿地方以北の山野に普通に生える大型のユリで、非常に強い芳香がある。
中には茎が曲がるほど多くの花をつける株もたまに見られ、印象的な香りとともに夏を代表するユリである。
鱗茎は食用になるのでリョウリ(料理)ユリとも言われる。
写真を写した神奈川県でもこの花が多く、「県花」となっている。
花が大きく美しいのでよく植えられていて、自生地以外の地域でも逸出し、咲いている花(国内帰化)に出会うことがある。
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