ヒメワラビ(姫蕨)

Macrothelypteris torresiana var. calvata


ヒメワラビ1

  • 科名・属名 : ヒメシダ科 ヒメワラビ属

  • 特徴 :
     草丈90〜160cmの夏緑性シダ。
     根茎は短く斜上し、塊状になって葉を叢生する。
     葉身は三角形〜広卵状長楕円形、3回羽状深裂〜全裂、長さ(30-)50〜100(-130)cm、幅30〜60(-90)cm。側羽片は卵状披針形〜長楕円状披針形、長さ(11-)19〜29(-33)cm、幅(5-)7〜11(-13)cm、有柄。小羽片は無柄で基部は小羽軸に流れて繋がった狭い翼がある。最終裂片は円頭〜鈍頭、波状縁〜鈍鋸歯縁。質は草質、表面は黄緑色〜淡緑色。
     葉柄は淡緑色で基部は褐色を帯び、基部には披針形〜狭披針形で褐色の鱗片があり、早落性の毛がある。
     胞子嚢群は裂片の中肋と辺縁の中間、主脈の両側に2列に並び、円形で径0.5〜0.6mm、包膜は円腎形、早落性の毛があり、表面には微小突起がある。

  • 分布・生育地 :
     本州(秋田県以南)〜九州(徳之島以北) (国外:朝鮮、中国)
     低地の林縁、日当たりのいい場所

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2011年10月25日  東京都稲城市
     中・全体2 2013年12月6日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・胞子嚢群    同  上

  • 撮影記 :
     多摩丘陵の南端に位置する川崎市の北部や稲城市は、今でも少しずつ人口が増えている地域で、空地や雑木林がいつの間にか新築住宅に変わっている。
     そんな開発が進む地域でも、丘陵や谷間の縁の斜面には森が残り、林下には色々なシダが見られる。
     丘陵下の遊歩道、道にはみ出すように伸びているのがこのシダだが、気にかける人はほとんどいない。

  • その他のシダ
ヒメワラビ2

胞子嚢群