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- 科名・属名 : ヒメシダ科 ヒメシダ属
- 特徴 :
60〜150cmの常緑性シダ。
根茎は短く匍匐し、径4〜5mm。
葉身は披針形〜広披針形、基部が最も幅広く、長さ40〜80cm、幅15〜35cm。羽片は18〜20対、下部の羽片はやや短くなって多少下に向く。羽片は中裂〜深裂し、裂片は広楕円形で円頭〜切形、長さ2〜5mm、幅2〜3mm。質は柔らかい紙質、緑色〜淡緑色、両面とも密に毛がある。葉柄はわら色、長さ30〜70cm、毛があり、基部には暗褐色の鱗片がある。
胞子嚢群は裂片の辺縁と中肋の中間かやや辺縁よりにつき、包膜は円腎形で全縁、密に毛がある。
- 分布・生育地 :
本州(小笠原、伊豆諸島、伊豆半島)、四国(南端部)、九州〜沖縄 (国外:アジアの熱帯域) 山野、道端
- 撮影月日・場所 :
2013年9月6日 沖縄県国頭郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・胞子嚢群 同 上 下・胞子嚢 2008年8月23日 沖縄県西表島
- 撮影記 :
九州南部から沖縄にかけてはごく普通のシダであるが、それ以外の分布域ではやや稀なようだ。
和名のようにホシダに似ているが柔らかくて毛が多く、触らなくてもモコモコした感じがあり、葉の色も緑色より黄緑色ものの方が多い。
沖縄では道端や林縁などのやや明るい場所で、特に気をつけていなくても見つけられる。
胞子嚢の包膜にも密に毛が生えるのが一番下の写真でよくわかるだろう。
その他のシダ
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