ミゾシダ(溝羊歯)

Stegrnogramma pozoi subsp. mollissima


ミゾシダ1

  • 科名・属名 : ヒメシダ科 ミゾシダ属

  • 特徴 :
     草丈40〜70cmの夏緑性(暖地では常緑性)シダ。
     根茎は長く匍匐し、径3〜6mm。
     葉身は長楕円形〜長楕円状披針形、2回羽状中裂〜深裂、長さ30〜50cm、幅15〜20cm。基部は次第に狭くなるが、時に最下羽片が少し長くなることもある。側羽片は羽状に深裂、披針形〜狭長楕円状披針形、長さ5〜12cm、幅2〜4cm。上部の羽片は次第に小さくなるが頂羽片は不明瞭。最終裂片は長楕円形〜長楕円状三角形、円頭〜鋭頭、全縁〜波状縁。質は草質〜柔らかい紙質、暗緑色で両面とも有毛。
     葉柄は長さ15〜30cm、淡緑色で褐色を帯びることがあり、茶褐色で卵状披針形の鱗片があり、半透明〜淡褐色の毛が密生する。
     胞子嚢群は裂片の中肋と辺縁の中間に主脈の両側に2列に並び、線形で長さ2〜3c、幅0.5〜0.7mm、包膜はなく表面に毛がある。

  • 分布・生育地 :
     日本全土 (国外:朝鮮、中国、台湾、南〜東南アジア)
     平地から山地のやや湿った場所

  • 撮影月日・場所 :
     2007年2月10日  神奈川県逗子市
     中 2007年7月21日  神奈川県鎌倉市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左 2007年2月10日  神奈川県逗子市
     下右・葉柄鱗片 2014年6月16日  東京都高尾山

  • 撮影記 :
     和名にミゾ(溝)がついているように、平地や山地のやや湿った場所でごく普通に見かける。
     湿った場所に多いせいか、夏はこのシダの辺りで蛇に出会うことも多い。
     また、葉質も柔らかく、葉柄には毛が密生し、葉の両面にも毛が生えるなど、全般的にはやや硬質の感じの多いシダの中でやや異質に感じる。
     そのせいもあり、残念ながら個人的にはあまり好きになれないシダの一つだ。

  • 葉柄鱗片

    その他のシダ
ミゾシダ2

胞子嚢群