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- 科吊・属吊 : イノモトソウ科 イノモトソウ属
- 特徴 :
草丈30~60cmの常緑性シダ。
イノモトソウとリュウキュウイノモトソウの推定雑種。
羽片の基部が葉軸(中軸)に流れるが、明確な翼とはならない。
- 分布・生育地 :
九州(鹿児島県)~沖縄(沖縄島以北) (国外:日本固有) 路傍の土手、石垣
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2018年4月17日 鹿児島県鹿児島市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・胞子葉羽片基部、以下全て 同 上
- 撮影記 :
屋久島に渡る前日、鹿児島市内の城山を訪れた。
ここは市街地に近いにもかかわらず多くの自然が残され、時間を調整しながら観察ができるありがたい場所だ。
特に、首都圏辺りでは見ない南方系の椊物が見られて楽しい。
そこにイノモトソウとリュウキュウイノモトソウの雑種があると聞き、注意して探すとこのシダが目に入った。
胞子葉の羽片の基部が葉軸(中軸)に流れているが、イノモトソウのように明確な翼となるのではなく、中途半端な形の翼となっていて本種と判断した。
ただ、常緑とはいえ新葉との生え変わりの時期か、貧弱な株しか見られなかった。
その他のシダ
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