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- 科名・属名 : イノモトソウ科 ミミモチシダ属
- 特徴 :
高さ1〜1.5mの常緑性シダ。
根茎は直立し、塊状で大きい。
葉は束生し、葉柄は太く、わら色から淡栗色で、長さ45〜80cm。基部の鱗片は長さ2〜3cm、淡褐色で中央は黒褐色。
葉身は頂羽片の独立した単羽状で、狭長楕円形で長さ45〜80cm。側羽片は6〜11対、披針形で先は鈍頭〜円頭、革質で全縁。
胞子嚢は上部の羽片につき、羽片の下面全体につく。
- 分布・生育地 :
沖縄(八重山諸島) (国外:世界の熱帯域) 沿海地の湿地(マングローブ域)
- 撮影月日・場所 :
2005年6月12日 沖縄県西表島 中 2007年4月30日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢 同 上
- 撮影記 :
マングローブ域を代表するシダで、シダに興味のない頃からその名前を知っていた。
マングローブ域に生育するとはいえ、西表島の生育地は開墾されて水田になったいた場所の周辺に点在し、与那国島では小さな池の縁に生えていた。
個体数はそれほど多いものではなく、絶滅危惧のTA類に分類されているが、結構丈夫そうなシダのようで、開発が進まなければ生き残っていけるだろうと思う。
その他のシダ
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