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- 科名・属名 : イノモトソウ科 エビガラシダ属
- 特徴 :
草丈15〜60cmの夏緑性シダ。
根茎は太くて短く、直立または斜上する。
葉は叢生し、葉身は三角状披針形〜卵状三角形で2回羽状複生、長さ10〜35cm、幅5〜15cm。先は鋭頭で質は草質、表面は淡緑色、裏面は灰白色で粉白となる。裂片は幅約2mm、円頭〜鈍頭、ほぼ全縁。葉柄は長さ6〜20cm、光沢のある紫褐色、もろくて折れやすい。下部には披針形で淡褐色の鱗片がある。
胞子嚢群は裂片の辺縁近くにつき、偽包膜は隣り合うものが合着し、葉縁に沿って長く伸びる。
- 分布・生育地 :
本州(関東、中部地方) (国外:日本固有) 山地の崖の岩上や石垣
- 撮影月日・場所 :
2007年8月4日 群馬県甘楽郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢群 同 上
- 撮影記 :
シダは始めたばかり、仲間に連れられて道端の石垣に生えるキンモウワラビなど好石灰岩性のシダを撮影した後、ある神社の石垣に生えているこのシダを案内してもらった。
パッと目にはありふれた形のシダだったが、ひっくり返すと表面とは全く異なる粉白になった裏面の美しさにびっくりした。
それまでシダはどれも同じように見え、あまり興味をそそられる存在ではなかったが、興味をもって少し詳細に見ると、素晴らしい世界が広がっていることに驚かされ一層興味が湧いてきた。
その他のシダ
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