ホソバシケシダ(細葉湿気羊歯)

Deparia conilii


ホソバシケシダ

  • 科名・属名 : イワデンダ科 オオシケシダ属

  • 特徴 :
     草丈20〜50cmの夏緑性シダ。
     根茎は短く〜長く横走し、径1.5〜2mmで黒っぽい。
     葉は2形、胞子葉は1回羽状複生〜2回羽状浅裂、葉身は三角状披針形〜長楕円状披針形、長さ(13-)17〜21(-26)cm、幅(3.2-)5.8〜9.2cm。側羽片は長楕円形〜披針形、長さ(1.7)2.2〜3.3(-4.2)cm。先は円頭〜鈍頭、ほぼ無柄、縁は全縁〜浅う鈍鋸歯縁。質は草質、鮮緑色で有毛。葉柄は淡緑色で基部は褐色、長さ(12-)16〜20(-26)cmと葉身とほぼ同長。基部の鱗片は下部では密〜疎ら、上部ではやや疎らにつき、披針形〜狭披針形、淡褐色〜褐色、長さ3〜5mm。
     栄養葉は1回羽状複生〜2回羽状浅裂、葉身は葉身は三角状披針形〜長楕円状披針形で最下羽片が最大、長さ(11-)13〜18(-21)cm、幅(2.2-)4.9〜7.9cmと胞子葉よりやや小さい。側羽片も胞子葉よりやや小さく、形状もほぼ同じ。葉柄は(2.2-)3.8〜6.7(9.7)cmと葉身よりかなり短い。
     胞子嚢群は胞子葉の裂片の中肋寄りにつき、長楕円形〜鉤形、長さ2〜3mm、包膜は長楕円形〜鉤形で薄く、縁は不規則な突起縁。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国)
     山地の腐食質の多い林下

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2017年7月20日  神奈川県箱根
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・胞子嚢群、下・鱗片    同  上

  • 撮影記 :
     久し振りに夏の箱根に撮影に出かけた。
     遊歩道を歩いていると、すれ違う観光客の半数以上が外国人、箱根は外国人に人気と聞いていたが、あまりの数の多さにびっくりする。
     こんな場所ではゆっくり撮影できないとルートを外れ目的の花を捜すが、終わったのか咲かなかったのか全く見当たらない。
     暑い時期で花も少なく、シダに切り替えて林下を探すとこのシダが見つかった。
     葉柄の鱗片がよく目立った。

  • その他のシダ
胞子嚢群

葉柄基部鱗片