フクロシダ(袋羊歯)

Woodsia manchuriensis


フクロシダ1

  • 科名・属名 : イワデンダ科 イワデンダ属

  • 特徴 :
     草丈6〜35cmの夏緑性シダ。
     根茎は短く小さな塊状となって直立し、葉を叢生する。
     葉身は狭披針形で2回羽状深裂し、長さ5〜30cm、幅1.5〜5cm。羽片は長楕円状披針形、基部は広いくさび形から切形、無柄、裂片は長楕円形で鋸歯縁。質は薄い草質で淡緑色、裏面は白っぽく、両面無毛。葉柄は赤褐色で光沢があり、長さ1〜7cm。葉柄には根茎とともに披針形で淡褐色の鱗片が密につく。
     胞子嚢群は裂片の辺縁近くにつき、包膜は球形嚢(袋)状で大きく、淡褐色で膜質。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州  山地林下の岩上

  • 撮影月日・場所 :
     2008年8月2日  長野県木曽郡
     中 2011年10月18日  静岡県浜松市
     下・胞子嚢群 2008年8月2日  長野県木曽郡

  • 撮影記 :
     葉の表面を見たら何の変哲もないシダらしい形をしているが、このシダの面白さは裏面にある。
     葉をひっくり返してみると、何やら白っぽい小さな袋みたいなものが一杯ついている。
     これは胞子嚢群を包んでいる包膜で、その姿から「袋羊歯(フクロシダ)」の和名がつけられている。
     山地の岩場の岩上で時々見かけるが、夏緑性ということで、冬には枯れてなくなる。

  • その他のシダ
フクロシダ2

胞子嚢群