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- 科名・属名 :
イワデンダ科 イワヤシダ属
- 特徴 :
草丈60〜130cmの夏緑性シダ。
根茎は直立〜斜上し、葉を叢生する。
葉身は単羽状で、披針形〜広披針形、長さ30〜70cm、幅15〜30cm。頂羽片ははっきりし、側羽片は8〜12対、三角状狭披針形、先は次第に狭くなって鋭尖頭、基部は広いくさび形〜切形、縁は全縁か小さな波状縁。
胞子嚢群は中肋近くに並び、長さ0.5〜1cm、包膜は胞子嚢群を包み込んでソーセージ状になる。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 山地の陰湿な林下
- 撮影月日・場所 :
2013年7月20日 広島県広島市 中、下・胞子嚢群 同 上
- 撮影記 :
胞子嚢群が包膜に包み込まれてソーセージ状になる面白い形のシダで、図鑑で知って以来ぜひ見てみたいものだと思っていた。
縁あって広島県の山中でこのシダに出会えた。
杉の植林地、小沢に沿ってやや急な斜面を登っていくと、点々とこのシダが現れた。
図鑑の記述からすれば1mくらいあってもおかしくないのだが、自分の中では50cm程度のイメージだったので、最初の印象は「大きいな」だった。
ひっくり返してみると、確かに小さなソーセージ状に包膜に包まれた胞子嚢群が並んでいた。
和名の岩屋は、岩場に生えるシダの意味ではなく、四国八十八ヶ所霊場の第45番札所、愛媛県の岩屋寺で見つかったことによるらしい。
その他のシダ
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