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- 科名・属名 :
イワデンダ科 オオシケシダ属
- 特徴 :
草丈15〜50cmの常緑性シダ。
ナチシケシダとヘラシダの雑種。
葉身は単葉で、披針形〜線形、長さ10〜30cm、幅2〜3cm。下部ほど深く羽状に切れ込み、最下羽片は羽状に全裂する。葉柄はわら色から暗色で、長さ3〜20cm。
胞子嚢群は裂片の中肋近くに並び、中肋寄りやや離れ、辺縁近くに達する。
- 分布・生育地 :
本州(千葉県以南)〜沖縄 山地の林下
- 撮影月日・場所 :
2013年3月17日 沖縄県国頭郡 中 2007年3月18日 沖縄県西表島 下・胞子嚢群 同 上
- 撮影記 :
このシダに初めて出会ったのは西表島の山中だった。
まだシダの写真を撮り始めたばかり、同行したシダに詳しい知人が、「オッこんなところに、」と言うのを聞き、珍しいものだと思って撮影した。
帰って図鑑を見ると、「本州(千葉県以南)〜沖縄の山地の林下にやや稀に見られる」とあって嬉しくなった。
その当時は独立種の扱いであったが、最近ではナチシケシダとヘラシダの雑種という整理になっているようなのでそれに従った。
沖縄島北部の川沿いで見た株は、なかなか格好のいい姿をしていた。
その他のシダ
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