ヤマイヌワラビ(山犬蕨)

Athyrium vidalii


ヤマイヌワラビ1

  • 科名・属名 : イワデンダ科 メシダ属

  • 特徴 :
     草丈40〜80cmの夏緑性シダ。
     根茎は斜上〜ほぼ直立し、葉を叢生する。
     葉身は卵形〜三角状卵形で2回羽状複生し、長さ20〜50cm、幅20〜40cm。羽片は披針形〜広披針形で長鋭尖頭、短い柄があるか無柄。小羽片は三角状楕円形、羽状に中〜深裂し、裂片は長楕円形、円頭で鋸歯縁。葉柄は長さ20〜50cm、やや紅紫色を帯びることが多く、基部は暗褐色。質は硬い草質、緑色で下面は淡色。基部の鱗片は線形〜披針形、長さ8〜12mm、幅約1mm、茶色〜褐色。
     胞子嚢群は小羽片の中肋近くにつき、包膜は三日月形〜鉤形〜馬蹄形、全縁または不規則な鋸歯縁。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州(屋久島まで) (国外:朝鮮、中国、台湾)
     山地の林下

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2015年9月5日  静岡県熱海市
     中上・全体2 2013年7月9日  栃木県那須塩原市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・胞子嚢群 2015年9月5日  静岡県熱海市
     下左・葉(表)    同  上
     下右・基部鱗片 2014年8月20日  岩手県花巻市

  • 撮影記 :
     南西諸島を除く日本全土に分布し、山地の林下にやや普通に生える種である。
     ただ、個体変異も色々あるうえ、雑種を作ることも多く、同定にはいつも悩まされている。
     胞子嚢群は裂片の中肋寄りにつき、葉柄や中軸が多少紅紫色を帯びるという点などを参考に本種としたが難しい。

  • 基部鱗片

    その他のシダ
ヤマイヌワラビ2

胞子嚢群

葉表