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- 科名・属名 : イワヒバ科 イワヒバ属
- 特徴 :
草丈10cm以下の常緑性シダ。
茎は短く匍匐してよく分枝し、短い間隔で側枝を出し、枝が重なり合いマット状になる。茎は径0.6〜0.8(-0.9)mm。
葉は多数が茎に圧着してつくか斜開し、長楕円状披針形、長さ(1-)1.3〜1.6(-1.9)mm、幅(0.2-)0.3(-0.4)mm。先は次第に細くなり、先端は鋭尖頭、辺縁の毛はやや疎ら、先端の白色の繊毛状部は、葉身全体の長さの約1/5。質は硬い草質で淡緑色。
胞子嚢穂は枝に1個頂生し、四角柱状で長さ(0.4-)0.8〜1.2(-1.5)cm、幅(0.8-)1.2〜1.9(-2.8)mm。胞子葉は長卵状披針形で4列に並ぶ。
- 分布・生育地 :
北海道、本州(島根県(隠岐)、広島県以東) (国外:朝鮮、ロシア(極東)) 山地の少し湿った岩上、岩の隙間
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2015年6月18日 長野県小県郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下茎先端部 同 上
- 撮影記 :
ある植物の撮影に訪れた長野県中部の岩山、危険な岩場に張り付くように生えている目的の花を撮影し、ホッとして辺りを見回すと、ヒモ(紐)のような植物が岩上を這っているのに気がついた。
同行の花仲間がシダであることと名前を教えてくれたが、シダにはあまり興味のない頃、付き合い程度にわずかなカットを撮影した。
その後シダにも面白さを感じ撮影を始めたが、このシダにとの出会いは未だにこの時だけだ。
その他のシダ
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