カタヒバ(片檜葉)

Selaginella invlvens


カタヒバ1

  • 科名・属名 : イワヒバ科 イワヒバ属

  • 特徴 :
     草丈20〜40cmの匍匐性の常緑性シダ。
     地上茎(主茎)は地上を長く匍匐、側枝は3〜4回羽状に分裂して葉身状に広がり、卵形〜長卵形になる。
     葉は主軸に疎らにつき、基部では圧着して卵形、上部から小枝では密につき二形となる。
     背葉は卵形、匍匐茎では長さ(0.8-)1.1〜1.6(-2.2)mm、幅(0.5-)0.6〜0.8(-1.0)mm、先端部では(0.7-)0.8〜1.0(-1.1)mm、幅(0.3-)0.4〜0.6(-0.8)mm。鋭尖頭で微鋸歯縁。質は薄い紙質で淡緑色。
     腹葉は長楕円形〜広長楕円状披針形、匍匐茎では長さ(0.8-)1.1〜1.5(-1.9)mm、幅(0.4-)0.7〜1.0(-1.4)mm、先端部では(1.2-)1.3〜1.5(-1.7)mm、幅(0.6-)0.7〜0.9mm。鈍頭〜鋭頭、微鋸歯縁。
     胞子嚢穂は小枝に1個頂生し、四角柱状、長さ(0.3-)0.4〜0.6(-0.7)cm、径(0.9-)1.1〜1.6(-2.2)mm。胞子葉は4列に並び、三角状卵形、鋭尖頭で芒状に伸び、基部近くは微鋸歯縁。

  • 分布・生育地 :
     本州(福島県以南)〜沖縄 (国外:朝鮮、中国、台湾、東南〜南アジア)
     岩上や樹幹

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2007年8月24日  鹿児島県屋久島
     中・全体2 2007年2月4日  東京都八王子市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・胞子嚢穂 2017年11月10日    同  上
     右下・茎上部 2007年3月4日  埼玉県日高市

  • 撮影記 :
     イワヒバのように立体的に葉をつけるのでなく、匍匐茎が片側だけに平面的に広がることから和名がつけられている。
     園芸的な価値はイワヒバほどないようで、山地の岩上など手の届く場所で葉を広げていることが多い。
     夏の間は緑色から黄緑色であるが、冬になると赤みを帯びることも多く、中の写真も少し色付いている。

  • 茎上部の葉

    その他のシダ
カタヒバ2

胞子嚢穂