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 - 科名・属名 :
  コバノイシカグマ科 フモトシダ属  
 - 特徴 :
  長さ40〜70cmの常緑性シダ。 
 根茎は長く匍匐し、2〜5cm間隔に葉をつける。 
 葉身は単羽状で、狭楕円形、長さ35〜50cm、幅15cm。中軸の羽片は普通25対以上、線状披針形で柄がなく、先端に向けて次第に短くなり、先は鋭頭で、大きいもので長さ12cm、幅1.3cm。辺縁は浅い鋸歯縁で、基部は下部が広いくさび形、上部は耳状に突起し、葉の両面と脈の下側に毛がある。頂羽片は独立し、長さ15cmになる。 
 葉柄は10〜22cm、わら色〜淡褐色、表側に溝があり、毛が密生する。 
 胞子嚢群は羽片の辺縁に並び、包膜は径約1mm。  
 - 分布・生育地 :
  沖縄(本島) (国外:アジアの亜熱帯〜熱帯域)  山地の林下  
 - 撮影月日・場所 :
  2012年10月22日  沖縄県国頭郡  中 2012年2月18日    同  上  (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)  下・胞子嚢群 2012年10月22日    同  上  
 - 撮影記 :
 
 2月にある山でこのシダを初めて見た。天候が悪いためやや暗い林下で、良さそうな株を選んでやっと撮影した。 
 胞子嚢のついている葉はないかと必死に探し、やっと葉縁に小さなソーラスがついているのを見つけた。 
 フモトシダの名がついているので、フモトシダのようなソーラスをイメージしていたのだが、はるかに小さくて言われても気がつかないくらいだった。 
 秋、別の山でこのシダに出会った。道沿いに数多くの株が現れ、冬に必死で探したのがウソのようだった。 
 ソーラスはやはり小さかったが、春先の経験がものを言ってすぐに気がついた。思いの外多くの株に着いていた。  
その他のシダ
 
  
 
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