イワヘゴモドキ(岩桫欏擬)

Dryopteris × mayebarae


イワヘゴモドキ

  • 科吊・属吊 : オシダ科 オシダ属

  • 特徴 :
     草丈50~80cmの常緑性シダ。
     オクマワラビツクシイワヘゴの推定雑種。
     外見はオクマワラビにやや似る。
     葉は1回羽状複生~2回羽状深裂、葉身は披針形。硬い紙質で、光沢のない緑色~深緑色。
     葉柄基部の鱗片は密生し、線状披針形で黒褐色~黒色。
     胞子嚢は辺縁と中肋の中間性。

  • 分布・生育地 :
     本州(千葉県以西)~九州 (国外:日本固有)
     山地のやや湿った林下

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2015年7月5日  広島県広島市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・葉表、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     梅雨時の7月初め、広島県にある花の撮影に訪れた。生憎の雨だったが、何とか花を撮影することができた。
     雨も考え2日間の予定できたので、翌日はこれといって予定はない。
     すると、シダに詳しい地元の花仲間がシダの宝庫という沢沿いの椊林地に案内してくれた。
     そこには初めて見るシダが多く、教えられるままに撮影した。
     雑種も多く、このシダもオクマワラビツクシイワヘゴの雑種と教えられ撮影したが、親となる種の特徴がよく分かっていないだけに、もっと勉強が必要だと実感させられた。

  • 基部鱗片

    その他のシダ
葉表

胞子嚢群