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- 科名・属名 : オシダ科 ヤブソテツ属
注.APG分類では、学名(subsp. falcatum)
- 特徴 :
草丈50〜100cmの常緑性シダ。
根茎は直立し、塊状で葉を叢生する。
葉身は単羽状複生、広披針形で長さ30〜60cm、幅15〜25cm。頂羽片ははっきりし、側羽片は7〜18対、卵状長楕円形、鎌状で先は鋭尖頭〜尾状、基部は円形で短い柄がある。質は厚い革質で無毛、縁は全縁で羽片の先に鋸歯はない。葉柄は長さ10〜40cm、わら色、基部に卵形〜卵状披針形で褐色〜黒褐色の鱗片を密につける。
胞子嚢群は葉裏全体に散在し、円形、包膜は円く、中心部が黒褐色、辺縁は灰白色。
- 分布・生育地 :
北海道(南部)〜沖縄 (国外:朝鮮、台湾、中国(東部〜南部)、東南アジア〜インド) 海岸近くの日当たりのいい場所
- 撮影月日・場所 :
2007年2月10日 神奈川県逗子市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・胞子嚢群 2007年6月24日 神奈川県三浦市
- 撮影記 :
全国(北海道は南部のみ)の海岸近くの日当たりのいい崖地などに分布している。
葉が厚くて革質でツヤがあるのが和名の「オニ」の由来で、包膜の中心部が黒いのも特徴である。
海岸近くでは比較的よく見かけるシダで、シダに興味を持ちはじめた頃、早々に撮影したシダの一つだ。
その他のシダ
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