コモチシダ(子持羊歯)

Woodwardia orientalis


コモチシダ

  • 科名・属名 : シシガシラ科 コモチシダ属

  • 特徴 :
     草丈50〜250cmの常緑性シダ。
     根茎は短くて太く、斜上または匍匐し、密に披針形で光沢のある鱗片があり、葉を叢生する。
     葉身は広卵形で2回羽状中裂〜深裂、長さ30〜200cm。羽片は卵状披針形〜三角状披針形で中裂〜深裂し、裂片は鋭尖頭で鋸歯縁、羽軸の前側のものが後側のものより長い、質は革質。
     葉の表面に無性芽が多数つく。葉柄は長さ30〜60cm、基部には密に鱗片がつく。
     胞子嚢群は中肋の両側に沿って葉脈の網目が窪んだところに並び、長楕円形〜線形で長さ2〜5mm、宿存性のやや厚い包膜に包み込まれる。

  • 分布・生育地 :
     本州(東北地方南部以南)〜沖縄
     日当たりのいい山麓、海岸近く、山林内

  • 撮影月日・場所 :
     2007年2月10日  神奈川県三浦半島
     中・無性芽 1998年9月6日  千葉県市原市
     下・胞子嚢群 2007年2月10日  神奈川県三浦半島

  • 撮影記 :
     真ん中の写真は、このシダが葉の表面に無性芽を沢山つけた状態で、昔の数少ないシダの写真だ。
     シダに興味のない時代でも撮影していたように、この草姿は人目を惹き、和名のコモチ(子持)もここからきている。
     本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布しているやや南方系の種で、この写真を撮影した関東地方では比較的海岸に近い場所で見られる。

  • その他のシダ
無性芽

胞子嚢群